最近よく思うんだけど、頭が良いとか悪いとかって一体何なんだろか、みたいな。
個人的な印象として、勉強ができて良い大学を出ているとか、様々な検定試験に受かっているとか、外国語が話せるとか、「頭の回転が速い」とか、そういう人を一般的には「頭がいい」って形容するような感じする。
でも実際のとこはどうなんだろか。まあいつもどおりまとまりなくつらつらと書き綴る。
個人的には勉強の良し悪しは要領の良し悪しに負うところが大きい気がする。自分のフィールドで言えば、英検とかTOEICとかもそれなりに対策積んで勉強すればそれなりの結果が得られると思うし。高得点、もしくは合格したから頭がいいと思うのはちょっと違う気がする。とはいえ、要領の良さ＝頭の良さ、とすぐに結びつけることもちょっと乱暴な気がする。頭の回転の速さ、とか、いかに機転の効いた行動が取れるか、とかも考えると、何だかよくわからなくなってくる。
ちょっと思うのは、人付き合いにおいてどうなのかっていう観点を、頭が良い/悪いの考察に足してみる事もできるんじゃないかなーと。なんていうか、他者との関わりにおいて豊かな想像力を持ちつつ人付き合いを構築していけるかっていう。コミュニケーション能力とか、相手の気持ちに対する配慮、先回りして考えられるか、っていう。こういう人間関係における潤滑油的な能力も頭の良し悪しに関わってくるんじゃないかと思う。例えば車を運転している時のコミュニケーション。道を譲ってもらった時とかに会釈ひとつで気分も雰囲気も良くなる。
「悪いね、ありがとう」っていう一言が言えるか、っていうのってすごい大切な気がする。一言言えるか、でだいぶ変わる気がするもんなー。あと悪口をきちんと本人に言えるかって言う点も大事だと思う。本人に言える、ってことはきちんとした関係を保っている、っていうことが前提だと思うし。まあそんな簡単に行くわけないけど。
逆に頭悪いなーと思ってしまうことって何か考えてみると、例えば八方美人な物事の扱い方や他人との付き合い方、人の話は聞かない、自意識過剰、とか。やり手な策士タイプ（と思い込んでいるタイプ）とか。この人にはこの手のことは言わない、この情報はストップ、あの人には言っておく、とかいつも考えてるとか。自分の周りの人を付き合いごとにランキング付けするとか（この人は使えないけどこういう時に利用できる、あの人はこっち、のような）。あと他者を貶める的な行動だけじゃなくて、変に人を持て囃す馴れ合い的なコミュニケーションも含まれる気がする。こういう行動はとても頭悪いなーと思ってしまう。結局のところ他人との関り合いにおいて、自己のことしか考えていないから。誰しも独りで生きているわけじゃないし。自己ベースのコミュニケーションでは、他人に対する配慮や想像力を働かせたコミュニケーションを実現するのは難しいだろうと思う。そこのところをきっちり考えて、自分の考えを持ちつつ、他者への配慮を忘れない心の余裕と想像力、そういうのも頭が良いと判断する重要なファクターになっている気がするんだよなー。
最近はコミュニケーションを密にするツールが多くなってきた。SNSとかそれらにアクセスする手軽なデバイスとか。それを使用する時も、上記のファクターってとても大切なものになりえるんじゃないかと思っている。若い人ほどそういったツールやデバイスを使うことにストレスやアレルギーがなかったりする。だけど使い方を知っているのと、仕組みを理解していかに自分が立ち振る舞うかを知っているのとは大違いだろうなと思う。まあ最近その手の事案が多いですけどね。
まあ強引に持ってくとすると、やっぱり頭良い人って要領良いとか勉強できるとかそういうのより、いかに他者とのかかわりを意識した行動をしていけるか、っていう…うーん、他者との関わりばかり強調し過ぎている気がするけど、別に人付き合い苦手なコミュ障はダメだ頭悪いんだよ、って言う訳じゃないんだよな…そこら辺はもうちょっと考えてみないといけない分野だと思っている。元来、そういう人付き合い苦手な人って、話してみると「へーすごい」と思わせる人が多い気がする。というか個人的にはそういう経験が多い。ウェブ上の付き合いにしろ、実際の付き合いにしろ。っていうか、そういう人ほど色々なことをよく考えていることが多い。だからそういう人好きなんですよ。
ぐだぐだしだしたからこの辺で終える。第一俺は頭良くない。
いつも頭抱えてばっかりいる。
言わなきゃ良かった、言えば良かった、仕事ダメだった、あーもう嫌だ嫌だ、と。
でも同時に、伸びしろはあると信じて進んでる。否が応でもそうしないと歩いていけないから。
だせえ。まあいいやしょうがない。
それが自分なんで。
