電話って緊張するって話。
打診とか依頼とかは基本メールで来るけど、その前後で電話も来たりする。その都度「むむっ」と思いながら電話をとる。あまり電話は得意じゃない。顔見えないし、何か緊張してしまう。
今日も何本か電話でやりとりしたけど、一番緊張したのはクライアント直々の電話。個人的にはあまりあるケースではないんだけど、今回のクライアントであるとある大学の事務室から連絡があり、こないだ納品した論文英訳について執筆者の先生自ら修正を施したので、それについて直接お電話でやりとりお願いしたい、のだという。一気に緊張。うげー、俺何かやっちまったか?きっちりチェックかけてクロスチェックしてコメントつけて納品したんだけど、どうしたかな…という思いが頭のなかを駆け巡る。とりあえず鉛筆で修正をかけたものをファックスで送るので、お昼ごろにもう一度お電話お願いします、と。とにかくその修正内容が届かないことには何も言えないのでじっと待つ。うーむ。
そして修正内容到着。二箇所だけ。それも、専門用語の差し替えと単語の配置変更のようなマイナーなもの。ほっと一息。修正内容はほぼ問題ないものだったし、それに対する他の訳案も提供できるのでひと安心した。まあ基本的にきっちりやっているのでそんなにビビッちゃあいないんだ…が、電話はまた別で。何か緊張してしまう。時間が来たのでとりあえず電話。案の定、先生はいらっしゃらないという。まあ大学の先生ってなかなか捕まらなかったりするのでとりあえず先方から再度かけ直すとのことなので、自分の携帯の番号をお教えしておいた。ですぐにかかってきました、お電話。幾分緊張して電話をとる。いつもありがとうございます、本当に感謝しております、から始まる柔らかな言葉にかなりほっとしながら件の修正部分にほとんど問題ないこと、他の訳案も提供しつつ説明をした。で、あっさり終了。
自分のビビリ具合に些か呆れつつも、ほっと胸をなでおろした。
電話といえば、不動産事務所でバイトしていた時はもうものすごい電話恐怖症で。不動産事務所ってとこはいろんなところからいろんな人がいろんな電話をかけてくる。床が抜けた、電気がつかない、蜂の巣が3つある、裏の下水が溢れてる、隣の人が昨日までうるさかったのに今日は静かすぎておかしい、話がしたい、例の物件情報まだ?、その他諸々。日本人かよっていうくらい日本語通じない人とか、その筋の関係の人とか。おう、事務所、今から行ったっていいんだぞコラああ?みたいな。そんなこんなで、すっかり電話恐怖症に。で、その時に考えついたこととして、とにかく話だけ聞いて現場に行ってしまえ、ということだった。顔合わせて話すと目から入ってくる情報も手伝っていろいろ見えてくるもので、現場に行っちゃうと結構その場で解決、なんてこともよくあった。
まあそれにしても電話は苦手。変な汗かくし。これからも電話とはうまく付き合っていかなければいけないんだけど。
メールのほうが楽だ。極力メールでおねがいします。