ハーレーってバイク。でっかいの。
うちのドアの前に最近よくとまってる。
うちのアパートは、玄関ドアは1階の部屋も2階の部屋も共通していて1階にある。うちは2階で、ドアを開けると目の前に2階へ登る階段があるっていう感じ。まあ住みやすい。
うちのアパートではすでに最古残の我々。
一年ちょっと前くらいに空き家だった階下の部屋にヤンママが引っ越してきた。小学生の娘さんが二人いる。ミッキーのタオル持って引っ越しのご挨拶に来てくれたし、なおかつ小学生娘さんたちは実に礼儀正しく、駐車場で会えば必ず「こんにちは」とあいさつをするので、上の住人としては、前回の住人と同じく楽そうな人で良かったなーと思っていた。
でね。ここ1ヶ月くらいのことなんだけど。
突如現れたハーレー。玄関出てすぐ前の共用スペースにいつもそいつはとめられていた。さーて誰のだろうと首を傾げる我々。
あのヤンママが乗るのか?ついにヤンママが大型を手に入れてあのハーレにまたがっているのか?まさか。だって乗ってる車は普通の軽だし。ってことでしばらくいろいろと想像力逞しくさせて妄想してた。まさかヤンママ、Born to be Wildバリのモーターサイクルギャング団に入団したのだろうかとか、実は自分のでも誰のでもなくて、近所の別のところに住んでる人が適当にとめてるんじゃないかとか。
まあそんな我々の妄想も、簡単に打ち破られてしまったんですがね。いまだ階下からは見たことのない男性の出現で。
まあいいんですよ、それは。人間それぞれだし、家族ができるのはいいことだし。いまだよくわからないけど。まあいいんですよ、他人様のことだしね。ナンオブマイビジネス。マインドユアオウンビジネス。はい。だけどねえ、ハーレーとまってから何回か階下のヤンママと顔合わせた時に、そのいずれもすっごいケバくなっちゃってたんですよ。すんごいケバく。隈取みたいなの、歌舞伎の。ハーレー以前とハーレー以後でまったく違う感じに。腰くだけそうになるくらい違ってて上の住人としては少々ショック。元々はとてもかわいらしい顔立ちの方なので、突如鉄仮面ばりのケバケバコスメに原色バリバリのお召し物、声出しそうになっちゃって。まあさすがに失礼だし俺もそれなりに大人であることを自負しているので、もういつもの表情を崩さず、「こんにちは、今日も暑くなりそうですね」と言うと「そうですね、暑いですよねこれから子供たち迎えに行くので大変です…」と。大変なのはあなたのお顔では、なんてことは口が裂けても言えず、微妙な微笑みを交わしたんだけど、多分顔ひきつってたかも。自分の変な演技にね。もちろんヤンママのケバさにではないですよ、そりゃ断じてもう。
まあとにかく上の住人としては、楽しく暮らせていればそれでいいんです、日中の仕事中どんなにお子様たちが跳ねまわって飛び回ってドシンドシン騒音がうるさくても。
うるせーとか言わないよ俺は。君たちが幸せなら、それでいいのだ。それで。
騒音の中(上?)で仕事はちょっと無理ですわ。
偉い。
>ふわもこさん
それがね、下からなんですよ、騒音。毎日じゃないからいいんですがね。下からでもドタドタ走ったりする騒音って響くものなんですねえ。
逆にうちらも気をつけないといけないですが。