ウケる技術(今週の一曲)

個人的な方針なんだけど。

いついかなる時も、できるだけどこかしらウケる部分を見出してウケて笑いたいっていうのがある。

なんていうか、どう物事を面白く受け止められるか、一見つまらなさそうに思えるものでも何か面白さを発見できるかっていう。いつもそんなことを考えている。何というか、物事や事象に潜む滑稽さを見つけ出して楽しみたいというような。多分、いつも笑っていたいんだろうな、と思う。
例えば、しばらくこんつめて仕事をやっていて、納品した後とかとにかく笑いたくなる。大笑いでもいいし、クスリとした笑いでもいいし、とにかく何でもいいので笑いたいっていう。一体何なんだろうと自分でも思うんだけど、どこかしらウケていたい、楽しんでいたいという気持ちが自分の中にある。自分のコアな部分と言ってもいいかもしれない。なので、口癖のように「ウケる」と言ってしまう。「ウケる」っていうツイートも多い。ウケるのって楽しいし、笑うのは何かいろいろ吹き飛んで気持ちが楽になったりするので、生活の様々な面でウケる何かを無意識に探している気がする。仕事でもそう。つまらない仕事こそそうかもしれない。

ベビーカーにペットの猫乗っけてる。何あれ、ウケる。
この原文、句読点が「。」と「.」が混在してる。何それ。統一しろよ、ウケる。
前の車、指示器を右に出しといて左折してんの。何でよ、危ないじゃん、ウケる。
コンビニの駐車場で高校生が爆笑してる。つられてこっちまで笑っちゃうじゃん、ウケる。
手がかじかんでnecessaryをどうしてもnecccesssaryって打ってしまう。どんだけ「必要」なんだよ、ウケる。
この人ずっと黙ってて何考えてんだろう。ずっと黙ってて何かウケる。

まあとにかくウケたいんですよいろいろ。面白いほうがいいよね人生。

ウケるってのはよくよく考えてみればスルー力とも密接に結びついている気がする。
ウケてしまえばあまり怒る気にもならないし、笑い飛ばしてしまえば嫌なことも結果的にスルーして次へ行くことができる。スルー力って、表面上はスルーしていてもスルーしきれていないときみたいなのがある感じがするんだけど、きっちりウケてしまえば(笑ってしまえば)後腐れなくスルーできる…んじゃなかろうかと。なのでやはり個人的には、ウケる方が単純スルーより性に合っているという気がする。

まあそう簡単に笑えたりウケたりできれば苦労しないし、いつでも笑ってられるのなんてそう簡単なことじゃないんだけど。
でもこれからも虎視眈々とウケる機会を狙っていく所存。

Call it ’95 by Herbie Hancock

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