長らくかかっていた車探し、ついに終止符が。
我がプントが逝ってしまってから、実に一ヶ月、ついに次の愛車が納車に。そして8年ぶりに国産車という自分でもまあびっくりの展開となった。
本当はとりあえずまた輸入車を探そうとしてて。またフランス車いいな、と思っていて、ルノーのメガーヌかルーテシア(クリオ)を探していた。できればRS。いつもどおりに最優先譲れない事項はマニュアルシフトなので、そこはまず押さえておかなければならないポイントではあった。加えて今回は、やはり使い勝手の良い4ドア。ということで自ずと、ルーテシアかメガーヌ、もしくはプジョーのSWとかそのあたりを探していた。でもやはり輸入車、程度は千差万別…というより、購入後一年で購入額と同じくらいのメンテ額が飛んでいきそうな雰囲気だった。まあ輸入車乗ってれば当たり前の事項なんですけどね、そのあたり。
で。正直言うと。
ちょっと疲れてたってのも事実で。っていうのは、常に目をかけていなきゃいけない部分があるので(要するに故障箇所)、ドライブ中はまあまあビクビクしながら運転している。というのも、ダメになると普通に止まってしまうので。それだけは避けたい、というか。なので、結構緊張して乗ってたりする。きちんとメンテすりゃいいじゃんっていうところかもしれないけど、メンテしてても突然変なところ、国産車じゃ壊れないところがダメになる…っていうと語弊があるので、「耐久年数が国産パーツより短い」ということで納得させていたが。
というわけで、ここで一旦、国産車に乗るっていうチョイスもあるんじゃない?ってことになった。しかしネックになるのがシフト。国産車のマニュアル車って最近じゃやたら太ってへんてこスタイルなシビックタイプRとか、スイフトスポーツとかロードスターとか軽トラとか、あとは旧車しかないっていうイメージがあった。そんな中、一部の偏執的車好きの味方になっているのがMAZDAだ。どの車種にもきちんとMTを用意してくる辺り、一目置いていた。だとするとMAZDA車から探そうということになったのは必然で、そうなると前から好きだったアテンザスポーツワゴン(かなり古いが)が気になる。2.3リッターで今の自分の状況からするとちょっとエンジンが大きすぎるきらいはあったけど、とりあえずアテンザを探し始めた。しかしまあ結構距離走ったりしてる。アクセラも良いんだけど、乗るならアテンザと思ってたので、アテンザを絞り込んでいくんだけど、いかんせん決定打にかける。そんな時に車好きの義兄の一言「デミオは?最近のはいいよ、ディーゼルターボもあるし」が刺さる。確かに現行のデミオはなかなかよろしい感じがしてた。デザインも含め。もともと欧州に送り込んでいるMAZDAの作る車はデザインがちょっと良い感じがする。他のメーカーのに比べると。
そしてデミオを探し始めた。最初はディーゼルターボで探してたんだけど、友人の1.5リッターCX-3を借りられる機会があって乗ってみたところ、たしかにディーゼルエンジンは、1.5リッターでも2.5リッターのエンジン並みにトルクフルで素晴らしいんだけど、本当にこのエンジンに乗りたいのか?と考えると、ちょっと考えてしまった。低中速は素晴らしい。本当に。普通の道では、大袈裟に言うとあまりアクセルを踏む必要が無いほどで。でも、踏むともりもりっと湧き上がるトルクとパワーに何とも言えない違和感を感じた。
デミオはディーゼルターボ(1.5L)とガソリン(1.3L)のラインナップが基本。そこへ、2015年にマニアックな1台が加わった。それが15MB。モータースポーツベースのMB。エンジンは1.5リッターのガソリンエンジンで、シフトは6段MT。タコメーターがちっこいデジタルタコメーターなのがちょっと残念だけど、それなりに元気に走りそうな雰囲気。そこでMBを探してみると、日本国内に、その時点で3台。うち1台はさっさと売れてしまい、残りは2台。その1台がなんと自分のすぐ近所に。それで最近インプに乗り始めた車好きの友人が親切に連れてってくれて、実車を見に行った。中も見せてくれたので乗り込んだ。あーこれいいなーと思ってしまい、その場で決めてしまった。
決まるまではかなり時間かかったんだけど、見に行った途端に決まってしまったという。8000キロしか走っていないそのデミオはツンとすました顔つきで今はうちの駐車場に止まっております。色は赤。黒か白がいいなと思ってたんだけど、この赤、時間経つうちに気に入ってしまいました。というわけでついに8年ぶりに国産車に。乗ってみるとそのスムーズさ、コンパクトカーとは思えないボディ剛性、高速での安定性、恐るべき燃費の良さに、テクノロジーの進化を体感している今日この頃。で、笑えるんだけど、こいつハイオク仕様なんだよね。ウケる。
それとバンド仲間のギタリストTOMが、車がない!田舎でこれはキツイ!と言っていた自分に、すばらしい自転車を貸してくれた。自転車エンスーの彼が貸してくれた自転車はきっちりメンテナンスが行き渡っていて、まったく不安のないもの。ちょくちょく乗っているんだけど、自転車もとてもおもしろいと再確認した。マウンテンバイクなので、ダートが楽しすぎる。川べりとか行って走り回ってるだけで楽しい。正直、輸入車より楽しいかもしれない。感謝。
というわけで最近ようやく落ち着いた車環境でしたとさ。頑張って働かないと。