修理に預けていたディーラーから、修理完了の連絡があった。一週間という、まあ大きめの手術でした。
5月くらいからどうも車のエアコンの調子が悪く、運転席は冷えるのに助手席は生ぬるい風が出てくるという現象に悩まされていた。イタ車に乗っていたときは、エアコンが壊れていなくても基本的に生ぬるいという状況だったけど、一応今の車は国産車なので、ちょっとおかしいと思ってディーラーに持ち込んだ。
するとどうやら冷媒ガス漏れらしく、エバポレーターとコンデンサーの交換となったため、一週間ほど預ける運びとなった。おお、国産車でも壊れるときは壊れるんだなと思い、ちょっとプントに乗っていたときが懐かしく思い出された。ていうか自分が乗る車はすべからくエアコンがおかしくなるのはなぜだ。
というわけで代車に乗ることになったんだけど、ディーラーの担当者から事前に「代車は軽になってしまうんですが…」と申し訳無さそうな声が。「なんでもOKですよ、軽は嫌だ!みたいな人いるんですね…」と言うと、「軽は遠慮したいというお客様、結構おられます…ありがとうございます」と言われ、それから一週間を軽の代車で過ごした。まずMAZDAは軽を作ってたのね…という軽い驚き(フレア)を感じたのと、その軽がハイブリッドモデルだったので、自分のデミオ15MBとは操縦感覚や車両感覚がだいぶ違った。今までにハイブリッドに乗ったことは一応あるが、今をときめくプリウスである。まあプリウス、色々と今をときめいているが、自分が運転してみた感覚では、シフトとか含めてまあ確かに普通の車とはかなり違うので、プリウスは車というよりプリウスという乗り物なのだと頭に叩き込んで乗らないといけないと思った次第。
で、フレアである。軽プラスハイブリッドプラスATなのである。軽を自分の車として所持して運転したことはない。実家のN-BOXくらいである。なので、まあ車両感覚はある程度わかっていて、狭い街中ではさすがに運転しやすい。すいすいである。でも国道や高速はちょっと厳しいなーという感覚。最近の軽はすいすいかっ飛んでいく仕様なのか、速い車両が多いけど、このフレアは特にそんな感じではなかった。アクセルを踏むと、ワンテンポ遅れて車両がついてくる感じ。で、ブレーキ踏んで止まると、エンジンが落ちる。ブレーキをリリースすると軽くエンジンが震えて再始動するんだけど、その後じわりとアクセルを踏み込むと、その踏み込みからワンテンポ遅れて車両がついてくる。そして普通のATだとブレーキのリリースと共に車がじわりと前に動く(クリープ)んだけど、それがほとんどない。ので、アクセルを踏まないことには車が進まない。その感覚に慣れるのに疲れた。というか慣れなかったです。
高齢者による痛ましい交通事故が後を絶たない。まあ統計によると十代二十代もきっちり事故を起こしていて、それもかなり重大事故が多いということなので、高齢者による事故が増加しているというわけではなく、メディアがカバーする高齢者による(それもプリウス)事故数が多いのだろう。歩道に突っ込んだり、公園に突っ込んだり、大抵そういう事故を起こしたドライバーは「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」という、要は「運転中にパニクりました」的なもの。これを受けて世相やネット上では「免許取り上げろ!」だの「免許返納させろ!」だの「運転させるな!」だの、まあ色鮮やかに炎上しているが(一段落した気はするけどまた類似事故が起きれば燃え上がる気はする)、個人的には一言だけ。
「MT乗りましょう」
今回ハイブリッドの代車に乗って、このことを再認識しました。事故を起こさないように気をつけて運転しましょう、自分。はい。あそれと、なんか代車を運転していると、よく煽られた。プリウスに。まったくプリウスという車は一体何なのだ…違うか。
The Chemical Brothers – Eve of Destruction