ルーターのUSBポートに外付けHDDを刺して、なんちゃってNASとして使用しているんだけど、Windows 10 version 1709以降にアプデしてから、アクセスできなくなってしまったので、その復旧方法のメモ。
使用ルーターはAterm WG1800HP2。外付けHDDはLacie。もうだいぶ古いんだけど、まだ動いているので、クラウド以外のバックアップ場所として使用している。容量は2TB。最近Windowsをクリーンインストールしたので、再度設定してアクセスしようとしたら、以下のエラーが出現。
我がNASにアクセスできないではないか。
というわけでちょっとぐぐってみると以下のサイトがヒット。
このサイトによると、「アプデ後はもうエクスプローラーでアクセスできないから、ブラウザからアクセスしてね、よろしく」ということになるようで、そのあまりにも斜め上対応にアゴが落っこちた。でもそんなことでは地味に困るため、いろいろ調べた挙げ句、対応法が見つかったので、以下にメモしておく。ちなみに自分の環境ではこれでエセNASにアクセスできており、ネットワークドライブに設定して使用できている。
どうやらNASにアクセスできなかった原因は、SMB1プロトコルというのにあるらしい。 SMB1プロトコルとは一体何なのかというと、Windowsネットワークにおける標準のファイル共有プロトコルとのこと。
バージョン1は最古のバージョンで、一応最新のOSであるWindows 10(Creator Update)でもサポートされているとのこと。でも、結構脆弱性を抱えているのと、上位のバージョンよりは色々と劣るため、Microsoftによれば、使用しないのであれば停止しておいたほうが良いらしい。
それと、SMB1は、クリーンインストールの際や、一定期間対応デバイスが使用されなかった場合には、自動的に無効化されるようですよ。
てことはこいつを再度使えるようにしてやれば良いんじゃないか?ということで、コントロールパネルから設定可能。「Windows 機能の有効化または無効化」から見てみると、SMB 1.0/CIFS クライアント がアンチェックされていて、アンインストール状態であった。ここにチェックを入れてPCを再起動すると、我がエセNASへアクセス可能となったのでした。
地味に困っていたが、解決策が無事見つかって良かった。というわけで、NASをお使いの皆さんは、万が一アクセスできなくなった場合にはこの設定を確認してみましょう。